8月24日より4日間開催された「U-12 ジュニアサッカー ワールドチャレンジ2017」に出場するためにイギリスよりアーセナルFCが来日し、8月23日に北市川フットボールフィールドを訪れ、アーセナルSS市川の選手たちと交流しました。
その模様をジュニアサッカーの保護者向け情報サイト「サカイク」が伝えてくれました。記者さんが伝えてくれた内容はまさに私がうちの選手や親御さんに伝えたかったものであり、ぜひ下記タイトルをクリックして読んでいただければと思います。
アーセナルFCが日本に残した「知られざる足跡」から見えた、世界との差を埋めるヒント
彼らが北市川FFに到着してすぐにクラブハウスのロッカールームで着替えて、写真のように選手だけでミーティングやってる様子がドア越しに聞こえてきました。翌日から始まる大会に向けて、しっかり調整するのが一番の目的だけど、ここで日本の選手たちとしっかり交流して親睦も深めようと話し合ってました。
サッカーの本質はピッチの上での自立です。サッカーは一人の選手がシュートやドリブルやパスといったボールを持っている時間はたったの2、3分です。残りの88分間はボールがないんです。ボールがないのに、自分の役割を探してピッチを駆け回るんです。いってみれば、サッカーは裏方の仕事探しゲーム。だからこそ、常に周りを見渡して、自分に求められることを理解して、即行動に移して走らなくちゃいけないんです。
アーセナルFCの子供達はコーチたちに言われるまでもなく、自分たちに求められることを理解して、大人としての振る舞いをしていました。それはサッカーというスポーツはイギリスで生まれ、彼らのメンタリティに合わせてできているスポーツだからです。個人主義だけど、組織の大切さも理解しながら、行動する。サッカーで言えば、組織が大事な中盤ではしっかりパスをつなぎ、アタッキングサードではリスクを冒してチャレンジしてディフェンダーを抜いてシュート打つといいうことです。
サッカーというスポーツがそういうメンテリティを求められている以上、私たちもそこから逃れられないんです。タクシーに乗れば自動ドアで開き、駅に行けばうるさいほどチャイムが鳴り、喉が乾けばどこでも自動販売機で買える。至れり尽くせりが当たり前の日本では子供が自分でやらなくたって、周りの大人が全部用意してしまうんです。
そういう環境に慣れた子供達がピッチにやって来て、自分で考えてプレーしろって言われても難しんですよね。だからこそ、私たちも親御さんと協力しながら、どうやってピッチの上で自立した選手を育てていくか考えていかないといけないと思っています。